レーシックを受けることの出来ない目の状況ブログ:2020/6/11
俺の母や祖母は、
すごく料理が好きでした。
おかしはいつも母の手作りで、
好物と言えば、最も古い記憶にあるのはマドレーヌ。
当時にしてはとてもモダンなおかしだったと思います。
もっと驚くのは、
母にとっての「おふくろの味」が
タンシチューであったこと。
母の時代でさえ店頭には今みたいな薄切りのタンはなく、
一本丸ごと注文して
ずんどう鍋でコトコト煮ていたのですから、
祖母の時代はなおさらのことだったと思います。
母も生クリームを
牛乳屋さんと交渉して手に入れていたとよく自慢していました。
しょっちゅう母が作ってくれた料理は
ジャガイモの「ニョッキ」。
大きくなってから
本場イタリアンのニョッキとは全然形が違うことを知って、
びっくりしました。
俺の頭の中では
ニョッキといえば白玉団子のように円盤形でした。
どこで作り方を知ったのか母も覚えていないのですが、
あれのルーツを知りたいと今も思っているんです。
もう1つおかしで大好きなのがシュークリーム。
母に教わってよく作っていたのですが、
娘の頃、どうしてもケーキくらいの
特大シュークリームを作りたくて挑戦し、
大失敗したことがありました。
その時は機械を使わず、
人の手で生地に混ぜこめる卵の量に
限界があるなんて知らなかったんです。
卵がなかなか入らず、
ついにはすり鉢やスリコギまで登場…
結局、ふくらんだと思ったらペコっと落ちてへこんでしまい、
これには娘ながらに大ショック!
自信満々だっただけに、
今でもその経験はトラウマになっているほどです。